「大きな後戻りが生じないように事前に準備!」

ラフでOK!イメージ図を準備しよう
生産機械が事業計画の売上に直結する話は「はじめての工場建設」(こちらのページ)でも記載しましたが、食品工場の場合は+「衛生区分」が発生します。一般区域、汚染区、準清潔区、清潔区と大きく4つに分けられ、原料が製品になるまでのラインがその区域のよってきちんと管理されなければなりません。社内プロジェクトチームで建築のハード面と運用のソフト面の計画をそれぞれまとめておいた方がよいでしょう。それらを建設会社に伝え、設計作業に入ります。トップファクトリーの経験上、非常に助かるのが「お施主様から頂くイメージ図」です。建設会社は建設のプロですが、製品の製造に関してはお施主様の方がプロです。手書きのようなラフなもので構わないのでイメージ図があると作業工程や区域の理解が早くなります。ぜひ、イメージ図の準備をしておくことをおすすめします。

それでも出てくる指摘事項
上記のイメージ図と合わせて導入予定機械リストをとりまとめておく必要があります。どこの区域に何の機械を置きたいのかをまとめておきましょう。機械のスペックや設置、稼働する際の条件に専門用語が出てきて理解しにくい場合は、メーカーとその担当者にとりまとめをお願いするとよいでしょう。機械のスペックを建設会社がきちんと理解していないと、見積り漏れにより追加清算等予期せぬ支出となりかねません。導入予定の機械リストは作成しておくことを強くおすすめします。

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1976年山口県下関市設立。鉄道の設備メーカーとして日本全国の沿線で活躍。設備や機器、配線を守るための金具、金属ガード、配線盤などを設計・開発。ものづくりを通じて鉄道の安定した運営、国民の生活基盤や日...

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