「大きな後戻りが生じないように事前に準備!」

ラフでOK!イメージ図を準備しよう
生産機械が事業計画の売上に直結する話は「はじめての工場建設」(こちらのページ)でも記載しましたが、食品工場の場合は+「衛生区分」が発生します。一般区域、汚染区、準清潔区、清潔区と大きく4つに分けられ、原料が製品になるまでのラインがその区域のよってきちんと管理されなければなりません。社内プロジェクトチームで建築のハード面と運用のソフト面の計画をそれぞれまとめておいた方がよいでしょう。それらを建設会社に伝え、設計作業に入ります。トップファクトリーの経験上、非常に助かるのが「お施主様から頂くイメージ図」です。建設会社は建設のプロですが、製品の製造に関してはお施主様の方がプロです。手書きのようなラフなもので構わないのでイメージ図があると作業工程や区域の理解が早くなります。ぜひ、イメージ図の準備をしておくことをおすすめします。

それでも出てくる指摘事項
上記のイメージ図と合わせて導入予定機械リストをとりまとめておく必要があります。どこの区域に何の機械を置きたいのかをまとめておきましょう。機械のスペックや設置、稼働する際の条件に専門用語が出てきて理解しにくい場合は、メーカーとその担当者にとりまとめをお願いするとよいでしょう。機械のスペックを建設会社がきちんと理解していないと、見積り漏れにより追加清算等予期せぬ支出となりかねません。導入予定の機械リストは作成しておくことを強くおすすめします。

TOP FACTORY 事例

ニュートン(岩手県八幡平市)

プラスチック射出成形メーカーとして創業し、岩手県八幡平市では1986年より操業しています。一貫してプラスチック射出成型というモノづくりに取り組んでいます。お客様のニーズが大きく変化してきており、射出成...

シンコーメタリコン(滋賀県湖南市)

1933年京都で創業。金属やセラミックをコーティングする魔法の技術「溶射」を取り扱っています。人工骨(セラミック)から航空機のエンジンタービンブレード、鉄橋、ロケットのジェット噴射ノズルとミクロからマ...

JOTS(新潟県三条市)

JOTSでは素材であるダクタイル鋳鉄にオーステンパ処理(熱処理)を行い、引っ張り強さ・靭性・耐摩耗性を大幅に向上させることが可能に。この特性を生かし、自動車産業や建設機械・機械部品・建築部品など様々な...

藤沢工業(岐阜県関市)

1964年、岐阜市日野で創業者藤沢時男が車両部品の溶接加工業として始めた藤沢工業。1970年には株式会社として設立。現在ではオフィス家具を中心とした数多くの製品を開発・製造。オフィス家具のブランド「T...