下関で「駅」のような存在を目指す本社工場

下関市を拠点に鉄道の設備メーカーとして日本全国の沿線で活躍。設備や機器、配線を守るための金具、金属ガード、配線盤などを設計・開発。ものづくりを通じて鉄道の安定した運営、国民の生活基盤や日常を支えています。本社工場建て替えプロジェクトをトップファクトリーと計画し、2024年夏の竣工を目標に着工中です。

ユタカ電業株式会社

1976年山口県下関市設立。鉄道の設備メーカーとして日本全国の沿線で活躍。設備や機器、配線を守るための金具、金属ガード、配線盤などを設計・開発。ものづくりを通じて鉄道の安定した運営、国民の生活基盤や日常を支えています。夜勤もあり男性、現場が主体だった主要事業に加え、2022年からは女性活躍、サスティナブルを視野に入れたウェルネス事業部を立ち上げ。未精製のシアバターを使った基礎化粧品を展開しています。鉄道、化粧品など人生を「豊か」にする事業展開しています。

事例紹介

[建物概要]
用途:事務所・工場
構造:鉄骨造3階建て
延床面積:1,604.23㎡
竣工:2024年7月予定

───ブランディングから建設まで 幅広いサポート

2021年5月より、コーポレートブランディングと関東支社(東京都神田)の改修をお手伝い。同年11月には鉄道技術展に初出展。2022年3月に関東支社お披露目と1年の間にブランディングを次々と形にし成果を残す。ブランディングを軸に山口本社工場建て替えプロジェクト、化粧品デザインと幅広くサポートしています。本社工場は本業である鉄道業になぞらえ「駅」のように人・情報が交差する活気ある存在、場所を目指します。

 

 

───「らしさ」を空間に落とし込むためのブランディング

中小企業の製造業の多くは、工場と本社機能が近くにあります。同じ棟に位置する企業も少なくありません。本社は働くためだけの空間ではなく、社風を見える化できているかが重要です。過去、現在、未来を考えるワークを通してユタカ電業「らしさ」を明確にし、空間や機能、デザインに落とし込んでいきます。

 

 

 

───ユニークな提案で固定概念を取り払う

初回提案では“現実的”という固定概念を取り払うユニークな提案を心がけています。もちろん実現可能性は検討しますが、今の本社機能をそのままちょっと良くした建物では建替えという飛躍のチャンスを生かし切れません。ユニークな発想から現実的なプランに落とし込むことはできても、現実的な発想からユニークなプランに変えることはほぼ不可能に近いです。トップファクトリーでは全国・世界と多くの企業の面白い取り組み、空間を見ているからこそできる提案があります。建設プロジェクトのキックオフではワクワクするスタートを切るため、オープニング動画と3D動画をご用意しました。

 

 

 

───感謝を示す本社工場解体セレモニー

2021年11月から本社工場建設プロジェクトをスタート。2023年中の着工を目指し実施設計の真最中です。すでに本社解体に向けスタッフ・本社機能は仮事務所に引越済。4/8には現社屋に感謝を伝える解体セレモニーが開催されました。ブランディングチームが主催し、社屋に込められた創業者の思い・社長の思い・社屋での様々な思い出を全社員で共有。感動で社長や参加者が共に涙する場面も。ただの建て替えでなく、100年先も記憶に残る建設プロジェクトです。

 

 

───地域に愛される工場になるために

3月に地元保育園にお声がけし、園児のお絵描きイベントを開催。大きくなったらやりたい仕事や、ユタカ電業が大切にしている桜の木を解体を前にした本社をキャンパスにして大胆にお絵描き。20年後、この日お絵描きした園児が入社!なんてことがあると素敵ですね。新社屋工場は本業を突き詰めるだけでなく、人・情報・地域・未来と繋がるような施設として成長していきます。建設打合せをただ進めるのではなく、新社屋工場での活動を今のうちから体現するのがオープンファクトリーとしての建設プロジェクトです。建設チームとブランディングチームの連携が大切です。

 

 

───解体を終え、更地に

社員による解体セレモニー、地域の幼稚園によるお絵かきイベントを終え、いよいよ現社屋工場の勤めを果たし解体となりました。解体はあっという間に終わり、ここから新しい歴史が始まります。

 

 

───いよいよ着工!地鎮祭を迎えました

9/7に地鎮祭を迎え、これから本工事に進んでいきます。確認申請業務を8/10に完了し、これから工事監理業務へと移っていきます。これから本格的に工事が始まりますが、まずは安全第一で滞りなく工事完成、お引渡しまで進められるようにサポートさせて頂きます。確認申請が下りて一段落、とはいかず、むしろこれからがスタートになります。お客様に満足頂ける「ブランディング×本社屋工場」をプロジェクトチーム一丸となってつくり上げていきます。

 

 

───杭打ち工事

計画地のボーリングデータをもとに今回は鋼管杭を採用しております。鋼管杭とは、鉄の鋼管を支持層まで深く打ち込み、建物全体の荷重を杭を通して地盤までを伝える工法です。重要となってくるのが支持層まで杭の先端が到達しているかどうかです。杭を掘り進める時の抵抗力のデータを見ながら想定していた強度の層=支持層まで到達しているかどうかを、現場にて立ち合い確認をしながら進めております。

 

───基礎の配筋・コンクリート打設

基礎は鉄筋コンクリートで造るため、鉄筋が想定通りに配置されているかのチェックが必要です。コンクリートが圧縮力に対して力を発揮するのに対し、鉄筋は引張力に対して力を発揮するため、鉄筋が曲がって配筋されていると想定した強度が出せなくなります。そのため、鉄筋の種類や本数だけでなく、鉄筋が歪むことなくまっすぐ配置されているかを現場にてチェックします。

コンクリートは想定された強度を発揮するために、セメントや水、骨材などの配合計画書を所定通りの調合になっているかどうかをチェックします。また生コンの品質について受け入れ検査を現場で実施し、問題無いと判断できたらコンクリートの現場打設が始まります。現場では流し込むコンクリートに偏りが生じないよう、バイブレータを用いて鉄筋の隅々まで流し込まれているかどうかがポイントです。