>事前打合せでは出てこなかった細かい協議事項がたくさん
着工後に行われる定例会議(施主、建設会社、協力会社)では様々なことが話し合われますが、契約前の打合せでは出てこなかったHACCPの仕様に関する協議事項がたくさん出てきます。これらを事前に決めておければ着工後もスムーズに会議は進みます。

また、HACCPやISO、FSSCの認証を取得する場合にはコンサルタント会社等とマニュアル作りや従業員教育を同時進行で行います。その中でこれまでに私が実際に経験した、建物の計画不足や建設会社の知識不足から不具合が発生したケースを紹介します。

<CASE1>
工場Aは、計画段階でサニタリー内にトイレを設けていた。理由は従業員が作業着のまま用を足すことが可能だからである。しかし、清潔に管理すべき空間に食中毒の温床が入る危険性があるために、HACCPアドバイザーから指摘があり設計変更することになった。設計側のHACCPの知識が不足していたために、施主の「従業員は高齢者が多いためトイレが近い方がよい」との要望をそのままに取り入れ、設計変更の原因になった。

<CASE2>
同じくトイレのケースだ。工場Bは一般区域内での靴の履き替えを全く見当していなかった。通常トイレ内はトイレ専用の靴に履き替えて用を足さないといけないが、その認識が無く、施主側がラインテープで履き替え位置を指定して管理するはめになった。

これらのケースは設計段階で検討が足りなかったことが原因でした。次回ブログ「10.着工、施工中HACCPあるある②」では着工中のケースを紹介します。