「3.事前に社内で準備しておくこと①(こちらのページ)」で記載しましたが「機械」が事業計画の大事な柱となり、建築コストに大きく関わってきます。建設会社は導入予定機械がわからないと見積りが出しにくいです。機械の「必要電気容量」「使用水量」「必要蒸気」「使用薬品」等々が見積りに大きく影響していくからです。電気は受変電設備(キュービクル)容量設定に関わり、これだけで数百万単位で違いが出てきます。水量により受水槽が必要となり、排水により浄化槽が必要になります。経験上、プロジェクト予算を大きく狂わす要因がこの「排水」です。放流先の確認、放流基準に沿った排水処理施設が必要です。捨てる水が大きな投資となり、見込みが甘いと行政から指導が入り、最悪業務停止のリスクがあります。

建設会社は「機械」と「製造ライン」を想定して見積りに反映します。しかし『機械も製造過程でのインフラも決まってないがとりあえず見積りしてくれ』というケースもあります。この場合の見積りはリスクの塊です。建設会社も想像でしか出せませんし、施主はその見積りを鵜呑みにして工場建設を進めると、後々電気容量が見積条件の容量では足りなかったり、排水槽がパンクしたりと金額面だけではなく、稼働自体に影響を及ぼします。後戻りのできないリスクを背負うことになるので、納入機械リストは必ず事前に社内で整理し、建設会社へ渡せる準備をしてください。